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奄美ガイド『太古の森』

自然が大好きで愛知県から奄美へ移住して22年。農業をしながら、奄美の貴重な自然を住用町を中心に案内します。

2020年03月10日

マングローブの生き物達



このカニは、住用のマングローブ原生林に生息するオキナワハクセンシオマネキというカニ、カヌーツアーで潮

が引いた干潮時に見られます。

雄は、片方のハサミが大きくて白いのが特徴、しきりにハサミを振るのは雌えの求愛行動です。

近づくと直ぐに自分の巣穴に潜ってしまいます。



こちらのカニは、ミナミコメツキガニといいます。

このカニもマングローブ原生林の干潮時に見られます。

普段カヌーツアーをしている場所ではなく、別の場所で見られます。

青紫色で丸い形をしていて、横歩きではなく真っすぐに歩くのが特徴です。

なんかカニではなく、クモのようにも見えますね。





このカニは、モクズガニといいます。

まだ子供のカニで、本来ハサミに生えている毛がまだ無い状態です。

子供のカニなのにハサミだけは立派に見えますね。

毎年、年末になると山の麓のあちこちで見られます。



この貝は、ヤエヤマヒルギシジミといいます。

こちらの貝も、普段のカヌーツアーでは見ることが出来ない場所に生息しています。

内地のヤマトシジミと違い、貝の大きさは10cm前後もあり大人の握りこぶし程あります。

貝の大きさの割に中身が小さいためか、干潮時に見かけるのは、土の上に転がっているか半分埋まっている状態

でみつかります。

マングローブ原生林には他にも、いろいろな生き物が生息しています。

興味を持って見ると結構面白いマングローブ、また今度探検しに行ってみたいと思っています。


  
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Posted by 奄美パッションの里 at 23:18Comments(0)

2020年02月22日

カヌーツアーのために!




世界自然遺産に推薦されている奄美大島。
その中心的な位置になるマングローブ原生林、広大で見た目も迫力がありますが、皆さんはそれ以上の事は余り
知らないと思います。
そんなマングローブの中を探検しに行って来ました。





実は、マングローブというのは木の名前ではありません、海水と淡水が入り混じった汽水域に自生している植物
の総称を言います。      
木一つ一つには別の名前があり、住用のマングローブで代表的なのがオヒルギ、メヒルギ、サキシマスオウノキ
等です。
上の写真はオヒルギの花で赤く見えるのはがく、中に白っぽく見えるのが花になります。
下の写真はオヒルギの実、と言うより種子が樹上で発芽し成長した状態、「胎生種子」といいます。
この種子はまだ初期段階で成長すれば20cmほどになり、熟すと落下し環境が良ければ数日で発根するそうです。




この実はメヒルギの種子、オヒルギと同じ樹上で発芽して成長した胎生種子になります。
オヒルギより細く20cmほどの長さがあります。
本来は、これから白い花が咲き始めるところなのですが、この木はあわてん坊のようでビックリです。




この実はサキシマスオウノキの種子です。
マングローブの中で、浮いてさまよっているのをよく見かけたりします。
この種子の形が昔のアニメヒーロー、「ウルトラマン」の顔に似ていると言われています。
興味本位で割って見ました、中にはクルミの様なもう一つのタネが!
もしかしたら、これが本物の種子なのかも。
マングローブの中を探検すると、まだまだ知らない事が沢山ありそうですね。
この次は、マングローブの生き物達を調べて見たいと思います。



  
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Posted by 奄美パッションの里 at 00:33Comments(0)

2020年01月31日

奄美の食虫植物





奄美大島の山には、食虫植物という珍しい植物が自生しています。

この食虫植物の名前は「コモウセンゴケ」といい、直径2センチ程の小さな植物です。

こんな小さな植物が、蟻などの小さな虫たちを粘液の葉っぱで捕まえて、足りない栄養分を補っています。

食虫植物は、土壌養分が少なくて他の植物が生えない場所、奄美では日当たりの良い山の斜面などで少し湿り気

のある場所に自生しています。

撮影した場所も、日当たりの良い岩肌に、苔と一緒に自生していました。

しゃもじ状の葉っぱの先にある、小さな黒いつぶは、すでに栄養分を吸われた虫の残骸です。

食虫植物は、本来の食物連鎖とは逆のパターンを行く面白い植物ですね。





撮影の後、ふと足元を見たら、何とクロウサギの糞が!

もしやと思い周りを見渡すと、あちらこちらに沢山糞が落ちていました。

この場所にもクロウサギが夜な夜な出没しているんだなと、嬉しくなった次第です。
  
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Posted by 奄美パッションの里 at 23:32Comments(0)

2020年01月28日

太古の森探検



先日、天気も良く暖かい日が続いたので山へ探検に行ってきまいた。

中腹までバイクで上り、途中から歩いていきました。

歩いて間もなく変わった植物が目に入ったのでカメラでパチリ!

周りには同じ植物がいくつも自生しています。

後で調べてみたら「ムサシアブミ」という名前と分かりました。

花の形が武蔵の国で作られた鎧に似ていることからついたそうです。






さらに山道を進んで行くと、周り角に黄色い花が、これは蘭の花だと直ぐに分かりました。

やはり周りには同じ花があちらこちらに、咲いています。

この小ぶりで黄色い花は「トクサラン」と言う準絶滅危惧種の蘭だと分かりました。

奄美の森には貴重な植物がひっそりと自生しているのだと改めて分かりました。

もっともっと、奄美の森を観察して知らなくてはと思った次第です。  
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Posted by 奄美パッションの里 at 00:01Comments(0)

2020年01月21日

世界自然遺産に向けて講演




先日、世界自然遺産講座が瀬戸内町立図書館でありました。

東京大学医科学研究所特任研究員の服部正策氏による「奄美を見つめて40年、世界自然遺産の楽しみ方」と

題しての講演です。




ハブ毒の研究から始まり奄美の動植物全般の研究に移っていったそうです。

今回の講座では、カンアオイ・マルバネクワガタ・クロウサギ・カエル・ネズミなど奄美の貴重な動植物・昆虫

の分布を紹介しながら、1000万年~2000万年前にアジア大陸から南西諸島が分離していった証を探って

いったお話をされました。

講演に来られたのは100名程いましたが、みな興味津々に聞いていました。






その時持ってこられた標本が、上の2枚の写真です。

アマミマルバネクワガタやゲンゴロウの仲間たちは、思ったより大きく本当に驚きました。

服部先生の話によると、貴重な植物や昆虫たちが減ったり、いなくなったりするのは、盗掘だけでなく台風など

の自然現象の影響もあるそうです。

どちらにしても奄美の貴重な生き物達が減ってしまうのは、気がかりでなりませんね。

私もこの機会に、奄美の自然をもっと知るために勉強したいと思いました。

  
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Posted by 奄美パッションの里 at 22:36Comments(0)

2020年01月15日

三菱ジープJ24 幌のメンテナンス




今日は、久しぶりにジープのメンテナンスをしました。

以前から天井の幌から雨漏りがあったため、何とかしたいと思っていました。

幌のあちらこちらにひび割れがあり、全くつやの無い状態です。



今回、ネットで探したのがこの商品。

布・ビニール制の幌専用の強力撥水・防水剤です。

無色透明で、水のようにシャビシャビの液体です。

この防水剤をハケで2回塗りましたが、直ぐに浸み込んでしまいました。 

はたして効果があるのかな?



防水剤が余ったのでサイドの幌にも塗ってみました。

サイドの幌はひび割れがないのとつやがあるので、浸み込まずキレイに塗れました。

明日の天気は「雨」、果たして雨漏りせずに済むかな?  
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Posted by 奄美パッションの里 at 21:26Comments(0)

2019年12月29日

奄美ナイトツアーのために!





今日は、ナイトツアーが行われている山へ、バイクでツーリングに行って来ました。

普段、日が落ちて暗くなってからしか山へは入らないのですが、昼間の状況も把握しておいた方が良いと思い、

時々観察のために入っています。

山へ入いり少し上っただけでクロウサギの糞を発見しました。

普段、ふもとに近いこの場所では見られない所です。

少し驚きましたが、それだけクロウサギの頭数増えてきた証なのかと嬉しくなりました。






どんどん山の奥へ進んで、スーパー林道へ入って行きました。

分岐点を右折、名瀬方面へ進んで行くとツツジ・赤い実をつけた木・白いふわふわの花を見つけて写真にパチリ!

この木の種類を後で調べなくてはと思いつつひたすら前進、ガタガタの林道を進むには根性がいります。






スーパー林道も終盤に近づいていくと現れたのが謎の滝、橋の上からパチリ!

二つの小川から、一つの滝壺へ流れ落ちているように見えます。

この場所は神秘的で心が癒される思いです。

最後は、知名瀬に出て終了、4時間の冒険でした。

今度の冒険でやっぱり、奄美の森は太古の森だと確信しました。  
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Posted by 奄美パッションの里 at 23:00Comments(0)

2019年12月17日

渡り鳥?





今朝7時頃犬の散歩をしていたら、見慣れない鳥がカラスに追われて、近くの川へ舞い降りてきました。

この川は、上方を流れている川ですが、シラサギが小魚を狙いに来る姿はよく見かけますが、その他の鳥は見かけません。

よく見ると頭が白色で、体が白黒模様の見たことのない鳥です。

体長はガチョウ位の大きさで、写真では口ばしが白く見えますが赤色です。

もしかしたら、渡り鳥が1匹だけはぐれた迷鳥なのでしょうか?

また明日、犬の散歩の時に川を覗いて見たいと思います。

この鳥の種類をご存じの方はいますかねー。

ん!! まさか、ペットのガチョウが逃げ出しただけじゃないよね!

もし、そうだったらがっかり。
  
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Posted by 奄美パッションの里 at 22:10Comments(0)

2019年12月12日

「太古の森」



今日は、気温が少し低いわりに天気が良かったので、住用の山へ冒険に行って来ました。

西仲間集落から三太郎峠を登って、三太郎茶屋跡方面へ入って行きました。

その時に見えたのが写真の風景です。

中央右に見えるのが国道58号線沿いの西仲間集落で、後ろにそびえる山々は山間・役勝方面です。

この奥深い山々が来年、世界自然遺産になる予定の「太古の森」になります。

500万年~1000万年前にアジア大陸から切り離された時から生き残っているクロウサギを始めネズミ・カエル・ヘビといった貴重な生き物達

が生息する地域になります。

三太郎茶屋跡から進んで行くとスーパー林道に突き当たりました。

今回はそれを左側、宇検方面へ向かいクロウサギの糞か沢山落ちている道を進んで行きました。

今までの舗装道路から砂利道に変わり、バイクで走破するのが大変でした。

途中で出くわした謎の滝をカメラでパチリ!



はたして、名前のある滝なのかな❔ どなたか知っている方はいますか!

今回は宇検で下り、住用へ帰って来ましたが4時間のバイクでの冒険は結構疲れました。

それでも、奄美の森は神秘的でした。



  
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Posted by 奄美パッションの里 at 23:51Comments(0)

2019年12月10日

12月10日の記事



12月8日に龍郷町大勝で開催された{メンズマルシェ}に参加してきました。

午前11時から始まった、このイベントは大勢のお客様が来場し大盛況でした。

27あるブースは、加工品やチョコレート・コーヒー飲用・アイス等、オリジナルの商品が目白押しでした。

奄美ガイド「太古の森」も自慢のジープを展示し、来場した子供たちを後部座席に乗せて親が写真を撮るなどしていました。

下の写真は、その時配布した創業記念キャンペーンのパンフレットで 「贅沢カヌーツアー」が1名・「ナイトツアー」が2名高校生以下無料(い

ずれも保護者同伴)の特典付きです。

5月31日までの期限付きで行っています。

これから子供さんが冬休みに入る時期になります、是非お早めにご予約下さい。

パンフレットをご希望の方は090-9722-4406までご連絡下さい。

よろしくお願いします。


  
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Posted by 奄美パッションの里 at 19:48Comments(0)